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【ミッション1:日々の食卓】料理に寄り添う21世紀の食中酒を酒造りを学びながら探ってみた-日常の暮らしの中で食卓に上る料理と酒の相性を利いてみた。とくに日本の家庭料理は和洋中の折衷、何でもありが実情だ。生酛造り、無濾過生原酒、山廃純米、本醸造。果たして酒が料理を選ぶのか、料理が酒を選ぶのか。(文/斉藤由利子 撮影/大岩 衛)

日本酒委員会Ⅱのメンバーは、左から●浜田貴光さん・真由美さんご夫妻…応募動機<以下同>生酛造りの酒造りや酒質、特徴などを調べたことでおいしさに目覚める。バラエティー豊かな味わいに魅力を感じている。●西村隆さん・真由美さんご夫妻…テクニカルタームを学んで、日本酒のおいしさを友人に広めたい。●プロジェクトリーダーのジョン・ゴントナー氏。●兼平綾子さん、峯岸由佳さん…仕事仲間で酒仲間。日本酒をもっと楽しめる味わい方などの可能性を探したい。●礒部安志さん・香保里さんご夫妻…貴重な体験を通して、本物を見極める力を身につけたい。そして、澤田明子さん、坂本佳世子さん(ともに急遽欠席)は、一日は夕方から夜のためにあると豪語する飲み仲間。日本酒のことを深く知り、これから先の人生をさらに充実させたい、とのこと。

2期目を迎えた日本酒委員会のミッションが動き出した。杜氏とともに酒米づくりから仕込みまでを体験した1期の活動をベースに、今期は料理との相性にぐいっと迫り、21世紀の今という時代にふさわしい食中酒のあり方、現代人が求めている食中酒の味わいなどについて深くグローバルに掘り下げることが狙いだ。

プロジェクトリーダーを米国人日本酒ジャーナリストのジョン・ゴントナー氏に要請したのも、食中酒としての日本酒の可能性をさらに広げるためである。年々輸出量が増えているという現状。また、日本人にとって日本酒は身近な存在であるがゆえ、見落としていることがあったり、勝手な決めつけから視野を狭めている可能性が否めないからでもある。

そして今期の日本酒委員会メンバー10名も決まった。今年もまた、検討を重ねて厳選がなされたメンバーである。数多く寄せられた応募者のメッセージからは、いずれも日本酒に対するひとかたならぬ熱い想いが伝わってきた。最高齢はなんと76歳男性という年齢層の幅広さ、加えて女性の多さは今時の傾向か。この熱意は、審査に臨むdancyu編集長の町田プロデューサーらの背筋を伸ばさせたのだった。

そのメンバーの初顔合わせとなった場は、今回のミッション1を実施するために集まった兵庫県神戸市。その目的は、食中酒にふさわしい酒質を探ることと、灘にある松竹梅白壁蔵(しらかべぐら)を訪ねて日本酒の造りについて造詣を深めることにある。


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