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ジョン:先日、プロジェクトを引き受けるにあたり、松竹梅白壁蔵の酒を利き酒させてもらいました。「三谷藤夫」の<山廃純米>と<山廃吟醸>、「大吟醸 無濾過原酒」など。すると、どれも共通して香りと味わいのバランスがすばらしい。そのうえで、それぞれ異なる造りの個性が加味されています。旨い酒を造りたいという蔵の理念が一貫して感じられ、さすが大手のメーカーだと感心させられました。ところが、日本には、「大手」という言葉に顔をしかめる方がいらっしゃる。これが私にはまったく理解できません。
町田:多くの日本人が抱きがちな既成概念の怖さです。改めて指摘されると、なんだか日本人の小ささを感じます(笑)。
ジョン:決めつけたのでは、それこそもったいないです。日本酒は酒米や酵母、仕込み、熟成などの造りの違いだけでなく、春先の新酒“初しぼり”、秋なら夏を越したことで円熟味が増した“冷やおろし”など、季節ごとの楽しみもいっぱいあります。とても刺激的で飽きません。
町田:このたび9月に松竹梅白壁蔵から、松竹梅「白壁蔵」<生酛純米>が誕生しました。今、日本酒界は伝統製法への回帰が起こっていて、生酛造りの酒がブームになりつつあります。
ジョン:生酛!実は私の一番好きな酒は生酛造りです。それは楽しみだな。
町田:どうぞご期待ください。それにしてもアメリカ人のジョンさんから見た日本酒のエクスキューズはありがたい。これらを紐解いていくことで、食中酒が見えてくるような気がします。今後のプロジェクト活動をよろしくお願いします。
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