dancyu×日本酒.com

(本文ここから)

【ミッション1:始動】21世紀の、理想の食中酒を考えよう-去年の春に募集をかけたdancyu日本酒委員会。メンバー5組10名が決定し、本当に旨い食中酒の探求とそして、その酒と肴の相性も考えるプロジェクトが遂にスタートした。第1回活動の模様をお届けする。(文/斉藤由利子 撮影/大岩 衛)

山から滋養に富んだ清らかな水が流れてくる棚田は、日照条件や気温の寒暖差にも恵まれていることから、いい米が実る。三谷杜氏が酒米を育てる田んぼは、そんな棚田の傾斜がゆるんだ一帯にある。活動日/2007年5月12日(土)~13日(日)

楽しい食事シーンに欠かせないものといえば、食中酒。今の日本は、伝統の日本酒や焼酎、ワイン、紹興酒など、料理に合わせて酒をセレクトできるという恵まれた環境にあるが、そんな中どうにも気がかりなのは日本酒だった。米食文化に生まれた酒なのに、まだまだ本来の実力を発揮していないのではないか。本当の魅力がちゃんと伝わっていないのではないか。そんな思いから生まれたのがこのプロジェクトだ。

プロジェクトリーダーのdancyu編集長・町田が大切にするのは「21世紀」ということ。日本酒の歴史は長いが、いま好まれている味やスタイルを見つめ直してこそ日本酒は輝ける、と考えるからだ。この思いに応えてくれることになったのが、松竹梅白壁蔵である。この蔵は伝統的な人の手で行なう酒造りを残しながら、それを再現した最新鋭の設備を併せ持ち、「21世紀の酒造り」を学ばせてもらうのに最適な酒蔵だ。加えて、この蔵には日本屈指の但馬(たじま)杜氏、三谷藤夫さんがいらっしゃる。杜氏の熟練に触れさせていただくことで何かが見えてくるに違いない。かくして「21世紀の理想の食中酒」を考える旅は始まったのである。


(本文ここまで)