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楽しい食事シーンに欠かせないものといえば、食中酒。今の日本は、伝統の日本酒や焼酎、ワイン、紹興酒など、料理に合わせて酒をセレクトできるという恵まれた環境にあるが、そんな中どうにも気がかりなのは日本酒だった。米食文化に生まれた酒なのに、まだまだ本来の実力を発揮していないのではないか。本当の魅力がちゃんと伝わっていないのではないか。そんな思いから生まれたのがこのプロジェクトだ。
プロジェクトリーダーのdancyu編集長・町田が大切にするのは「21世紀」ということ。日本酒の歴史は長いが、いま好まれている味やスタイルを見つめ直してこそ日本酒は輝ける、と考えるからだ。この思いに応えてくれることになったのが、松竹梅白壁蔵である。この蔵は伝統的な人の手で行なう酒造りを残しながら、それを再現した最新鋭の設備を併せ持ち、「21世紀の酒造り」を学ばせてもらうのに最適な酒蔵だ。加えて、この蔵には日本屈指の但馬(たじま)杜氏、三谷藤夫さんがいらっしゃる。杜氏の熟練に触れさせていただくことで何かが見えてくるに違いない。かくして「21世紀の理想の食中酒」を考える旅は始まったのである。
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